QGISでテキストデータを読み込む

QGISのバージョンアップと私の知識の向上で,過去の記事が古く見えてきたので更新します.

位置情報を持つデータテーブルをQGISで読み込む方法を紹介します.例として読み込むデータは,気象庁が公開している活火山分布(KMLファイル)をCSVに変換したものです.KMLファイルの説明とリンク先はこちら:気象庁―活火山分布(KMLファイル)について

QGISで位置情報を持ったCSVを読み込むには,メニュー→レイヤ→レイヤを追加→「CSVテキストレイヤを追加」を使います.「CSV」とありますが,実は同じコマンドで色々な区切りのテキストファイルを読み込めます.

「CSVテキストレイヤを追加」ウィンドウ.

まず,「ファイル名」で読み込みたいテキストファイルを指定します.ファイル形式は区切り文字に合わせて選択してください.次に,テキストファイルの中でX座標,Y座標の入った列を指定し,その地理座標系を指定します.基本的にはこれでOKなのですが,いくつか注意点があります.まず,テキストファイルに日本語などの2バイト文字が入っている場合は,エンコードをきちんと指定しないと文字化けします(参考:QGISで属性テーブルの文字化けを直す).ヘッダ行の指定もやっておきましょう.「サンプルデータ」にプレビューが表示されるので,希望通りになっていることを確認して「追加」をクリックします.

結果.国土地理院の地理院タイル(淡色地図)に重ねた.

きちんと読み込めました.属性情報を追加するなど,色々編集する場合は,シェープファイル等で保存する必要があります.ラスタ変換等をする場合は,テキストファイルのままで大丈夫です.

QGISでテキストデータを読み込む」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: QGISで断面図にポイントデータを投影する | Crackpot

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