ちょっと躓いたので記録しておきます.
位置図を作ろうとした時に,白地図だと物足りなかったので都道府県境界を入れようとしたところ,なかなか良いものがなかったので,都道府県境界のシェープファイル(ポリゴン)の作成方法を考えてみました.なお,簡易なもので良ければ,GADMに都道府県単位で分かれたものがあります.少し精度が低いので,気になる人にはお勧めしません.
今回は地球地図日本の行政界データを利用します.ポリゴンとラインの2つがあるのですが,polbnda_jpn.shpがポリゴンで,polbndl_jpn.shpがラインです(aがエリア,lがラインでしょう).ポリゴンデータは以下のような表示になります.
市区町村境界が入っているので,都道府県がどこで分かれるのか分かりません.色分けしても良いのですが,広域を表示すると煩雑ですよね.これを,都道府県境界だけが表示されるようにします.メニュー→ベクタ→空間演算ツール→融合(dissolve)を選択します.入力レイヤにpolbnda_jpn.shpを,基準となる属性にはnamを指定して実行します.
実行結果は↑になります.都道府県境界だけが表示されていますね.空間統計でも,都道府県ごとであればこちらの方が使い勝手が良いですし,計算も速そうです.